EAを使ってトレードをする場合、EAのプロパティ(設定値)を自分で入力することが多いと思います。
例えば移動平均線はロウソク足何本を設定するとか、利食いは何pipsで利食いするとか。
当管理人が制作したEA「OwarineDeEntryAT」でも、
検討するロウソク足は何本か、利食いや損切りのpips数などを入力する必要があります。

(OwarineDeEntryATのプロパティ画面。設定値がたくさんあるが、どのような値をいれるのはユーザーが決めることになる。設定値を試行錯誤して決めるのはなかなか大変だ。)
これらの入力する値をどうやって考えればいいでしょうか?
一つの方法は、MT4のストラテジーテスター機能を使って、プロパティに様々な値を入力してストラテジーテスターでシミュレートして適切な値を見つけるというものです。
管理人も以前は、なんとなく値を考えて、何度も何度も試行錯誤して検討するということをやっていました。
しかし、ストラテジーテスターの「最適化」機能を使うことで大幅に効率的に値を検討することができます。
MT4のストラテジーテスターの使い方
1)ストラテジーテスターを表示
メニューバーのストラテジーテスターのボタンをクリックする。

2)ストラテジーテスター表示画面
MT4の下部画面にストラテジーテスターが表示される。MT4の画面が小さいと下まで表示されないときがあるので、そのときはMT4画面をドラックして画面を広げる。

①テストしたいEAを選ぶ。
②シミュレートしたい通貨ペア
③モデルは「全ティック(利用可能な最小時間枠を使いすべてのティックを生成する、最も正確な方法)」を選ぶ
④期間を指定
⑤時間足を指定
⑥「最適化」をチェック
「エキスパート設定」をクリックする。
3)指定したEAのプロパティを設定する。

上部のタブで「パラメータの入力」をクリックしてパラメータ入力画面を表示する。
例えば「利食い幅」をシミュレートしたい場合。
「利食い幅」の前のチェックボックスをチェック。
利食い幅を100pipsから200pipsの間で最適な値を見つけたいとする場合、
「スタート」の列でシミュレートの始まりの値「100」を入れる。
「ストップ」で終わりの値「200」を入れる。
「ステップ」で何pipsおきに変化するかを選ぶ。ここでは「5pips」で変化するという設定。
その他、「ストップ幅」「終値撤退値」などシミュレートしたいところも同様に項目をチェックして、変化する値を入れていく。
設定したら、「OK」をクリック。
4)「最適化」ボタンをチェックして、「スタート」ボタンをクリックしてシミュレート開始。

5)シミュレートが終わり、結果画面を見る。

「損益」タブをクリックして利益の大きい順に表示して利益の大きい順に表示する。
その時の右の「パラメーターの入力」タブの列の値をみる。
ここでは、
BarRange=7;Stoploss=40;Profit=105;Songiri=35;~
と表示されている。
Profit=105;とあり利食い幅は105pipsが最適の値という結果に。
このような値をみてプロパティ入力の値の参考にする。
「最適化グラフ」のタブをクリックすると、シミュレートした結果の値がスポットされている。

ここでもし点が上の方に水平線に固まっているような場合は「過度なフィッティング」ということで、そのあたりの設定値はあまりよくない。
この「最適化」により出てきた数値はあくまで過去の指定した期間の相場に対して出てきた「最適値」であり、
必ずしも未来もその値でうまくいくかはわからないです。
ただ、過去に上手くいくことが多かったから、未来も上手くいく可能性に掛けてみるという程度です。
過信は禁物です。
注)「最適化」によって導き出された値は結局過去の相場の状況にフィットしたものです。
MT4のストラテジーテスターの「最適化」を使っているかはわかりませんが、
よく情報商材で紹介される「勝率9割のEA」みたいなものは過去相場にオーバーフィッティングした勝率をアピールしているものが多いと思われます。
過去の相場でうまく行ったものが未来の相場で「必ずうまくいく」わけではないといことは、肝に銘じてください。
あくまで「最適化」によって出てきた値は過去にうまく行った値で、未来を予測はしていないです。
未来は誰にもわからない。これが相場の世界です。