本屋でなにげなく手にとって買った「確率論を信じて世界50か国のカジノで計8億円を稼いだ僕の人生」という本を読んだ。
著者はトランプゲームのブラックジャックの必勝法を身に着け、アフリカや南アジア、南米各地のカジノを旅して総額数億円を稼いだという。
著者の野口健司氏(たぶん今後のカジノでの活動を考えれば管理人は偽名だと思う)は、子供の頃の話から、アフリカ大陸を横断しながらカジノで稼いだ話を書かれている。
野口氏はおそらく地頭がいいのだろう、子供の頃よりお金を稼ぐことへの機転がきいていたようだ。
小遣いが300円とかの小学生のころ空き瓶を酒屋にもっていくと10円もらえることを知り、集め始める。
朝の資源ゴミの回収日に集めるのがいいと気づくも、そこには「プロ」がいて、プロをさけ収集日を調べよその町にいったり、あまり多く持っていくと酒屋のおじさんから怒られるので、クラスメートにリベートをはらい分散してもっていくことを思いつく。
それで小学生のときには10万円ほどの貯金を作ったという。
中学に上がると今度はファミコンが発売され、ゲームに熱中。ある時近所の中古ゲーム屋と隣町の中古ゲーム屋で買取価格に差があることに気づき、チラシを見比べながら安く買って高く売る「せどり」を思いつく。
また、ゲーム雑誌に小さく載っていたゲームコピー機の広告を見つけ、秋葉原の怪しいお店から購入して、これまた友達にコピーして大儲けする。
高校生になるとパチンコに熱中する。しかし、氏のスゴイのは勝つためにパチンコの中古機を買い(中学までで100万円ほどの貯金を作っていたのだ!)、これまたパチンコ情報誌にあったタイミングを測る体感機を買い家で練習に練習を重ねて、勝てるとなってはじめてパチンコ屋に向かうのだ。
その用意周到さはスゴイ!
ご自身では「落ちこぼれ」とか書かれているけど、よくあるこのての本の自己卑下で、実際は相当にアタマがいい方だろう。
そして、高校2年の終わりにブラックジャックの必勝法の「カウンティング」の本を手に入れ(現在はこの手法は知れ渡り、ラスベガスなど大きなカジノでは対策が取られている)、英語を必死で翻訳しながら、何度もトランプの練習を繰り返し技法を習得した(多くの人は本を読んでも中途半端にしか理解しないから駄目だとのこと)。
それからが氏のカジノ人生のはじまりで、怪しい闇カジノで修羅場をくぐったりしながらも力をつけていく。
3年ほどのサラリーマン生活を経て、アフリカのカジノにはまだカウンティング対策がされておらず、3億円稼げるという噂をたよりにアフリカへ旅立つ。
アフリカでレンタカーをかりてエジプトから南アフリカまで旅し、気に入ったカジノがある町には滞在して稼ぐという日々。
勝ちすぎて目につけられないようにしながら、着々と稼いでいく様子が興味深い。
現在は帰国して、カジノで稼いだお金をもとに飲食店経営をされているそうだ、多くのカジノでカウンティング対策も施され、今はそれほどカジノでプレイすることもないよう。しかし、氏のことだから次の稼げる何かを引っ掛けるアンテナは常にたてているのだろう。
負けない内にさっさと引くというような話はトレードにも通用する考えるがところどころにあり興味深かった。
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